エキサイト株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:西條 晋一)は、ウェビナーPDCAクラウド「FanGrowth」において、OpenAI社が提供する対話型AIサービス「ChatGPT」を活用した新機能「FanGrowth AI」を6月5日(月)より提供開始します。
【公式サイト】https://www.fangrowth.biz/
■ 開発の背景
新型コロナウイルスの影響により、ウェビナー施策はBtoB企業のマーケティング活動におけるリード獲得やナーチャリングの重要な手段となりました。しかし、ウェビナー開催後のイベントレポートやホワイトペーパーの制作には多くの業務量がかかり、取り組めていない企業が多いのも実状です。
例)ウェビナーを開催する際のマーケター業務
・企画立案
・共催企業のアサイン
・集客
・コンテンツ制作(LP、メルマガ、広告)
・ウェビナーの実施
・レポート作成(イベントレポート、ホワイトペーパーの作成、アンケートの集計)
これに対し、FanGrowthはウェビナー施策の自動化を支援するため、OpenAI社のChatGPTを統合した「FanGrowth AI機能」を開発しました。この機能により、ウェビナーの動画を自動で文字起こしし、要約・レポート作成を行うことが可能となります。
■ChatGPTでマーケターのレポート作成業務を自動化。ウェビナー1回開催あたり、20時間分の工数削減を実現
FanGrowth AIでは、以下の3つの機能を提供します。
1. ウェビナー動画の全文文字起こし
開催したウェビナーの動画データをFanGrowthにアップロードいただくことで、全文自動で文字起こしすることができます。これにより、ウェビナーの内容を振り返る際や登壇者の育成に活用することができます。
2.文字起こししたウェビナー内容の要約
ChatGPTの文章生成APIを利用し、ウェビナーの要点を自動で抽出します。ウェビナーごとに複数のセグメンテーションに自動分類し、インデックスを作成します。
3. 要約に対して重要な文章を追加
生成された要約に対して、さらに重要な文章を追加し、1回のウェビナーにつき約2,000文字から4,000文字程度のボリュームのイベントレポートを自動生成します。これにより、オリジナリティの高い自社コンテンツを簡単に量産することが可能になります。
FanGrowth AI機能を活用することで、従来のイベントレポート制作に要していた約3人日の工数を、ウェビナー開催後30分以内でのレポート作成に削減することができます。マーケターの負担軽減や効率化に大きく寄与します。
■今後の展開
今後の展開として、下記の機能実装を想定しています。
・ホワイトペーパー自動作成機能(2023年9月リリース予定)
・ウェビナー分析 / 企画作成支援機能(2023年度リリース予定)
「FanGrowth」では引き続きAIを活用し、BtoB企業がウェビナーを開催する際の業務効率を改善できるよう機能の拡充を進めてまいります。
■各サービスでAI活用を推進中
エキサイトでは数年前よりAI技術専門チームを立ち上げ、各サービスへのAI活用に向けた開発を進めてきました。今回、FanGrowthが提供を開始した動画からコンテンツを生成する技術を生かし、ニュースなどの記事制作や営業資料作成に活用するなど、各サービスへのAIの導入を推進してまいります。
■「FanGrowth」について
ウェビナーPDCAクラウド「FanGrowth」は「誰でも」「簡単に」ウェビナーによる発信の仕組みを構築し、BtoBマーケティングにおける第一想起を獲得する施策実行をサポートします。
エキサイトがこれまで実践してきた企画ノウハウをテンプレート化することで、ボタン1つでウェビナー開催までの流れを可視化し、ウェビナー開催当日までの業務を生産性高く遂行することできます。併せて戦略策定や具体的なウェビナー企画、共催先との打ち合わせなど、上流の施策に関してはコンサルティングサービスによりご支援を行なっています。